J2ジェフユナイテッド千葉は15日、青森山田高から今季、新加入したMF高橋壱晟(19)が、13日のV・ファーレン長崎戦で年俸の上限がないプロA契約の締結条件を満たし、契約の変更を行ったと発表した。

 高橋は2月26日の町田ゼルビア戦で、MF阿部勇樹(現J1浦和レッズ)以来、高卒新人として17年ぶりに開幕スタメンを飾ると、今季13節中12試合に出場、それも先発し、2得点とチームの中心選手として活躍。長崎戦では後半開始時に交代したものの、J2のA契約締結条件の900分出場(10試合フル出場相当)を達成した。

 高橋は千葉を通じて「まず1つ目標であったA契約になることができてうれしく思います。応援してくださる全ての方々への感謝の気持ちを忘れることなく、これからもJ1昇格に向けて日々精進していきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします」とコメントした。

 青森山田高3年時に選手権、高円宮杯U-18チャンピオンシップの2冠を制し、千葉に鳴り物入りで入団。1月15日にホームのフクダ電子アリーナで行われたキックオフフェスタでは、千葉の一員としてサポーターの前に初お目見えし「青森山田の高橋から、千葉の高橋になる覚悟はあります」と宣言。4月29日の徳島ヴォルティス戦では、前半23分に千葉のJ2での400ゴール目となるメモリアルゴールを決めた。有言実行の活躍でプロA契約を勝ち取り“千葉の高橋”への第1歩を踏み出した。