大宮アルディージャが、20日のホームでのセレッソ大阪戦で今季初の連勝を狙う。

 チームは18日、さいたま市内で調整。戦術練習では、14日の仙台戦で移籍初ゴールとなる決勝弾を決めたFW大前元紀(27)が2列目に入り、好機を演出するパスを前線へ送り続けた。チャンスメーカーの役割になるが「もともとやっていたポジションだしやりやすい。受けられるし、ボール持ったとき前を向ける。遅攻の中でもフィニッシュまでいけることを証明しないと」と意気込んだ。

 仙台に勝利し最下位は脱出した大宮だが、J1残留圏内に食い込むためにも連勝は必須。セレッソ大阪は今季リーグで失点数が2番目に少なく、首位と3差の6位につけている難敵だ。渋谷洋樹監督(50)は「山口(蛍)選手ら強い選手がそろっている。いかに相手の嫌なところをつけるか」と見据え、4月30日の浦和戦で勝利した直後の札幌戦で敗れたことを挙げ「札幌戦の二の舞いにならないように、最悪でも勝ち点を取りたい」と話した。