好調のベガルタ仙台に暗雲が立ちこめた。渡辺晋監督(43)は2日、MF三田啓貴(26)の明日4日ホーム・ヴァンフォーレ甲府戦の出場を回避させる方針を示唆した。三田は前節アルビレックス新潟戦(5月28日)に接触プレーで右ふくらはぎを打撲し、オフ明けの同月31日から別メニュー調整していた。

 三田は東京から期限付き移籍した昨季、契約上出場できない東京戦を除く、リーグ32試合に先発出場。今季はこれまで全試合にフル出場していた。三田は「大丈夫」と語っていたが、渡辺監督は「(新潟戦で)同じ箇所を2回当てられた。次の甲府戦は難しい」と説明。ホーム2連勝がかかる甲府戦は、不動の左ボランチを欠いての戦いが強いられる。

 2日の紅白戦の主力組の左ボランチには、シャドーの主力ながらルヴァン杯でボランチもこなしたMF奥埜博亮(27)が入った。同監督は「想像を上回るプレーをしてくれて、何のためらいもない」と期待した。