柏レイソルが1-0で浦和レッズを破ってリーグ最速の10勝目を飾り、8連勝で暫定首位を守った。前半ロスタイム、DF小池龍太(21)の右サイドからのクロスを、ファーサイドのFW武富孝介(26)が頭で折り返し、ゴール前のMF中川寛斗(22)が押し込んで先制。この1点を最後まで粘り強く守った。

 浦和レッズは、延長戦を含めて120分を戦った、5月31日のACL決勝トーナメント1回戦済州戦から、中3日で迎えた一戦だった。1点を追う後半5分にはPKを得たが、FW興梠慎三(30)がゴール右の枠外に外した。

 延長戦の勝利を除くと、柏レイソルの8連勝は、同一シーズンでは96年以来、21年ぶりにクラブ記録に並んだことになった。この時は、延長戦での白星を含めて12連勝を記録。延長戦勝利を含めると、同一シーズンでは00年第2ステージ以来、17年ぶり。シーズンをまたぐと、14年第28節から15年第1節まで以来の8連勝となった。

 柏レイソルは10勝4敗で勝ち点を30に伸ばした。浦和レッズは7勝2分け4敗となった。