福島県社会人サッカー1部のいわきFCが、21日の天皇杯3回戦(札幌厚別)でJ1の北海道コンサドーレ札幌と激突する。米アパレル「アンダーアーマー」を取り扱う「株式会社ドーム」をバックに、再始動2年目ながら4月の天皇杯福島県決勝ではJ3福島ユナイテッドFCを撃破。破竹の勢いで強さを増している。一方で、いわきFCの選手はプロではなく、平日は「ドームいわきベース」内で仕事をして、サッカーと両立させている。加入2年目で選手会長を務めるFW菊池将太(24)はフォークリフトの免許を取得し、仕事にも本格的に取り組んでいる。いわきFCイレブンの日常の姿を追った。

 サッカー選手である前に、社会人であれ-。いわきFCイレブンは、サッカーと仕事を両立させている。平日の午前7時には、食堂で朝食を取り、練習に備える。週4日ある練習後には、ベース内で午後2時から午後7時まで仕事をこなす。選手会長の菊池将は規則正しい生活サイクルに、肉体の変化を感じていた。