ジュビロ磐田の選手は8日、恒例の小学校訪問を行い、MF中村俊輔(38)は磐田市立豊田南小に足を運んだ。全校児童約500人から熱烈な歓迎を受け、1人1人とハイタッチ。その後は体育館に移動し、5、6年生との「質問コーナー」で交流した。

 児童からは「なぜマリノスから移籍したのですか」と鋭い質問も飛び出したが、中村俊は「純粋にサッカーを楽しみたかったからです」と真摯(しんし)に対応。「子どもの頃の夢」を問われると、小学校時代にJリーグが開幕していなかったこともあり、「夢はなかった」と返答した。一方で、サッカー技術の向上心は人一倍強かったと明かし、「好きなことや没頭できることを見つけてほしい」と熱く語った。さらに、今後の夢については「ジュビロで3位以内に入ることと、海外で監督をやってみたいです」と話した。【神谷亮磨】