母校の名を全国にとどろかせる-。ベガルタ仙台DF永戸勝也(22)は10日、福島県社会人サッカー1部のいわきFCとの練習試合(45分×2本)に出場し、2アシストと結果を残した。チームは5ー1と快勝した。

 左ウイングバックのレギュラーとして活躍する新人は「攻撃のところでは結果を残せた。守備のところでは、僕のサイドで隙を見せるところは少なかった」と手応えを語った。DF大岩の得点をお膳立てしたクロスは、利き足ではない右足で供給した。「相手は左足があることは分かっているので、右足もあるよと準備している」とリーグ再開戦(17日、対鳥栖)を見据えた。

 3日間のオフ(5~7日)に、千葉・佐倉市に帰郷した。家族や母校・八千代高サッカー部に現状報告をした。同校の豊島監督から「もっと八千代の名前を出して欲しい」と激励され、地元の期待を実感。それを受け、先輩としても「母校も頑張って欲しい」と後輩の健闘も願っていた。【秋吉裕介】