ヴィッセル神戸がJ3カターレ富山を下し、3季連続の3回戦進出を決めた。

 試合開始直後に神戸が先制した。前半3分。左サイドから中央に切り込んだFW渡辺千真(30)にFW大槻周平(28)がスルーパス。渡辺が冷静に右足で流し込んで、ネットを揺らした。

 富山の反撃は4分後の同7分。MF椎名伸志(25)がクロスに合わせて同点とした。

 神戸は同28分に右サイド深くからDF伊野波雅彦(31)が上げたクロスに、MF中坂勇哉(19)が頭で合わせるなど好機をつくったが得点できず、1-1で前半を折り返した。

 後半の拮抗(きっこう)した展開で、抜け出したのは神戸だった。後半37分、DF藤谷壮(19)の右クロスに、ペナルティーエリア中央でFW渡辺が右足を振り抜いて勝ち越し弾。さらに1分後に、DF伊野波がダメ押しゴールを決めた。