新布陣で臨んだFC東京がアルビレックス新潟と1-1で引き分け、ホームで最下位相手に勝ち点3を取りこぼした。中断期間中に採用した3-1-4-2システムでチャンスはつくったものの、前半12分に先制され、後半21分にFWピーター・ウタカ(33)の得点で追いつくことしかできなかった。

 打てども打てども入らなかった。後半ロスタイム、絶好のカウンターからFW永井が左クロス。MF室屋が頭で捉えたが、GK守田に阻まれた。最後のCKも決まらず、試合終了の笛。最下位から勝ち点1しか奪えなかったチームにブーイングが飛んだ。今季、先制された試合は、2分け5敗。初の逆転勝ちはならなかった。10位からの反攻を目指してドローに終わった篠田監督は「いくらチャンスをつくっても、最後に得点できなければ、何も言えない」と反省していた。