浦和レッズは1日、ペトロビッチ前監督の解任を受けてコーチから昇格した堀孝史新監督の下、本格的に再始動した。さいたま市内で行われた練習の冒頭に円陣を組み、新監督は選手に対し「みんな胸に秘めるものはあると思うが、続けていかないといけない」と語りかけた。

 7月30日に監督交代が決まり、オフを挟んで再び集まった選手は黙々とフィジカルトレーニング中心のメニューをこなした。柏木は「すぐに気持ちの整理はつかなかったが、この練習までには切り替えようと思ってきた」と神妙に話した。

 5日に大宮をホームに迎えるさいたまダービーが新体制の初陣となる。残り14試合で首位のC大阪とは勝ち点12差と引き離されているが、GK西川は「追う立場で失うものはない。堀監督の下でいい練習を続けたい」と巻き返しを誓った。