川崎フロンターレが北海道コンサドーレ札幌に競り勝ち、3連勝とした。

 札幌は5-4-1の厚い守備ブロックで川崎Fの攻撃を封じようとしたが、前半13分に川崎Fの技術を駆使したパスワークにあっさり崩されてしまう。MF大島僚太(24)がペナルティーエリア内のMF家長昭博(31)に浮き球パス。家長のシュートをGKがはじき、そのボールをMF中村憲剛(36)が左足で合わせて先制点を奪った。

 川崎Fは数多くのチャンスをつくるも、追加点を奪えないでいると、後半は札幌の高さに脅かされ続けた。我慢して堪え忍ぶと、後半30分に、DF登里享平(26)のアーリークロスにエースFW小林悠(29)がニアで合わせ追加点。後半35分、GKチョン・ソンリョンが目測を誤り失点したが、最後は相手のセットプレーを全員守備で守りきり、勝ち点3を手にした。

 MF中村は「鹿島に勝った次の試合が大事だと思っていた。自分としてはあと2点取れた。もっとシュートの精度を挙げないといけない」と反省も忘れなかった。