V・ファーレン長崎の高木琢也監督(49)は、勝てば3位浮上の可能性があった東京ヴェルディ戦を落とし、失望をにじませた。

 監督 なかなか感想を言うのは難しいんですけど…負けたこと(による悔しさ)が1番の感想。すごく今の時期は大事なゲームだと思うんですけど自分たちでミスを犯し、首を絞めるようなプレーを前半からしてしまったということ。それを最後まで変えられなかった。

 この日、首位の湘南ベルマーレがホームで19位ロアッソ熊本とスコアレスドローだった。一方、3位名古屋グランパスは2位アビスパ福岡との直接対決に3-1で圧勝し、湘南との勝ち点差を10から8、福岡との勝ち点差を6から3に縮めた。また長崎と前節まで勝ち点47で並んでいた4位徳島ヴォルティスも、21位レノファ山口に5-0と大勝した。

 長崎はこの日の敗戦で順位こそ5位のままだが、徳島との勝ち点差が3に広がり、6位東京Vとの勝ち点差は1、7位横浜FCとの勝ち点差も2に縮まった。本当に痛い黒星となったが、高木監督は「たくさんの問題を解消して、次のゲームに向かいたい」と、やり直しを誓った。【村上幸将】