左ひざの手術などで長期離脱を強いられた北海道コンサドーレ札幌DF増川隆洋(37)が3日、今月中の実戦復帰に意欲を見せた。この日、札幌・宮の沢で行われた35分×1本の紅白戦に出場。紅組の最後列中央で時間いっぱいプレーし「久々に30分を超えて動いたので、サッカーってしんどいなと思った」と苦笑いも「今月のどこかの試合には出られたら。焦る気持ちもあるけれど、まずは1歩目」と、本格復帰を見据えた。

 J2優勝目前だった昨年11月に、左ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂。今年6月に全体練習に合流も、直後に右ふくらはぎを肉離れするなど不運が重なった。再発の恐怖と戦いながら、地道に復帰を目指す日々。J1昇格の立役者は「まだミスもあるし、判断など細かい部分を修正していけたら。チームの力になりたいし、早く戻れるように努力したい」と意気込んだ。