FC東京が、10日に篠田善之監督(46)を解任することが9日、分かった。

 ホームでセレッソ大阪戦に1-4で完敗して公式戦5連敗。立石GMは「負け方が悪い。明日(クラブ内で)いろんな話をしてから皆さん(報道陣)にもお話しします」と説明するにとどめたが、関係者によると、成績不振を理由として10日朝に篠田監督へ契約解除を通達し、安間貴義ヘッドコーチ(48)を昇格させる人事案を固めた。安間氏の指揮は今季終了までの暫定で、立石氏が支える体制を取るという。

 東京は今季、J1歴代最多178得点を誇るFW大久保嘉を筆頭に、現役A代表のMF高萩や昨季得点王のFWウタカらを補強。しかし、リーグ戦は現在10位に沈み、天皇杯はJ3長野相手に初戦敗退。ルヴァン杯も準々決勝で川崎Fに2戦合計1-7と惨敗し、今季の無冠が確実となっていた。クラブは選手の求心力を失った上にサポーターの期待も裏切ったと判断。C大阪戦の完敗を受けて篠田監督の更迭に踏み切った。