14位の清水エスパルスは完封負けを喫し、リーグ7戦勝ちなしでJ1残留を決められなかった。

 1点を追う前半32分、右サイド深くからDF清水航平(28)が挙げたクロスを、ゴール前でFW金子翔太(22)が相手GKと競り合った。GKがキャッチし損ねたボールが、金子の体に当たってそのままゴールラインを割った。しかし金子のプレーがファウルと判定され、ノーゴールに。小林伸二監督(57)や選手たちの抗議も実らず、幻の同点弾となった。

 後半27分からは、ケガから復帰したFW鄭大世(33)がリーグ3試合ぶりに出場。同30分には、DF松原后(21)の左クロスに頭で合わせるが、ミートしなかった。

 次節ホーム新潟戦(18日)でJ1残留が決まる可能性もあり、FW北川航也(21)は「残り2試合で勝てば、残留が決められる。FWとして、結果を残したい」と気持ちを切り替えていた。