鹿島アントラーズDF昌子が次節26日のホーム柏レイソル戦での優勝決定に意気込んだ。

 茨城・鹿嶋市内で午前9時59分から通常通りに練習。鬼ごっこなどでリラックスした練習後は「予定があるのでテレビも見ない」と帰路につき「決まってホッとしたい気持ちにはなるけれど、去年はCS(チャンピオンシップ)で決まってモヤモヤでしたし、今回もこんな形(試合のない日に優勝)だとスッキリしない。柏戦で勝って決めるのが一番理想」。サポーターと一緒に喜びを分かち合うことを誓った。

 大岩監督は残り2節で対戦する柏-ジュビロ磐田戦(柏)を視察。「柏戦に勝つ準備をするだけ。柏も磐田も良いサッカーをしていた」と集中力を高めた。柏戦で勝てば2年連続9度目の優勝が決定。引き分け以下なら、26日に試合のない川崎Fの29日の浦和戦の結果を待つことになり、再び「試合なしV」の可能性が浮上する。

 ◆鹿島の次節優勝条件 26日の柏戦に勝てば、2年連続9度目のリーグ制覇が決定する。引き分け以下でも1試合だけの分散開催となる29日の浦和-川崎F戦の結果次第で優勝となる。引き分けの場合は2位川崎Fが引き分けか負け。負けた場合でも川崎Fが負ければ最終節を残して鹿島の優勝が決まる。それ以外の場合は最終節に持ち越し。