ベガルタ仙台MF椎橋慧也(20)が、森保ジャパン入りに意欲を示した。U-20日本代表森保一監督(49)の初陣となるM-150杯が、12月9日にタイで開幕する。今日30日にメンバーが発表されるが、26日に海外のネットニュースが暫定リストをフライング掲載。椎橋の名前があった。左ふともも裏肉離れから復帰したばかりで招集は微妙だが、リストに挙がっていたJ2モンテディオ山形FW永藤歩(19)MF長沼洋一(20)とともに、最終リストに残っているかが注目される。

 椎橋は照れ笑いを浮かべながら「僕もその世代なのでそこを狙ってないわけではない。森保さんからそういう評価をしていただいていることはうれしい」と代表入りへ意欲を示した。永藤とは市船橋で同期で「ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間。いっしょのチームで戦えることは刺激になります」と夢を膨らませた。

 29日に全体練習に合流し、10月8日にチームを離脱して以来、約50日ぶりにミニゲームで汗を流した。完全復帰をアピールし、「スピード感には順応できましたが、見えていたところは見えなかったり戸惑った。早く試合勘を取り戻していきたい」。故障明けで今回の招集は見送り濃厚だが、20年東京五輪へ向けモチベーションは高まった。【下田雄一】