欧州王者レアル・マドリード(スペイン)がFWクリスティアノ・ロナルドとFWギャレス・ベイルのゴールで、開催国枠のアルジャジーラに逆転勝ちし、決勝へ進んだ。

 前半だけで17本のシュートを放ちながら得点できず、逆手に41分に安易にカウンターを許し先制された。ペースを乱しかけたが、エースFWロナルドが悪い流れを断ち切った。後半8分にペナルティーエリア内でパスを受けるとすぐさま振り向き、右足を一閃(いっせん)。ゴール左隅へたたき込んでスタジアムを大歓声に包んだ。

 その後ふたたび得点できない時間が続いたが、ジネディーヌ・ジダン監督の交代策がはまった。後半35分、シュートがポストに弾かれるなど得点のなかったFWベンゼマに代え、故障からの復帰戦となるベイルを投入。そのわずか1分後、右サイドを深くからMFルーカス・バスケスが送ったマイナスのクロスにベイルが左足ダイレクトで合わせ、逆転ゴールを奪った。

 そこからのラスト10分間はRマドリードが難なくボールを保持し、そのまま試合終了。思わぬ先制パンチを食らったものの地力の違いを見せ、南米王者グレミオ(ブラジル)との決勝に駒を進めた。