北海道コンサドーレ札幌のMF兵藤が憎まれ役を買って出た。11日、札幌・宮の沢での合同自主トレ最終日に合流した。「練習で声を出して、嫌われてもいいから厳しいことを言っていきたい」と、チームの引き締めを宣言。約40分間のランニングで先頭を走り「北海道に戻って来たなと感じた。1年がスタートするな」と、滑り出しから覚悟がみなぎっていた。

 チームづくりに関して「ピリッとした空気を作らないと。衝突がないと強くならない」と考える。だからこそ、先輩後輩関係なく、自身の意見を主張するつもりだ。オフは主に有酸素運動で体を動かし、キャンプへ向けて準備した。地元長崎への帰省中も、ボールに触れる機会を作った。今日12日、新体制で始動する。「トライ&エラーの連続で、失敗しながらやっていきたい」と、挑戦の先にある成長を描いていた。【保坂果那】