FC東京が13日、小平グラウンドで始動した。前ガンバ大阪の長谷川健太新監督(52)を迎え、新加入のMF大森晃太郎(25=ヴィッセル神戸)FWディエゴ・オリベイラ(27=柏レイソル)FW富樫敬真(24=横浜F・マリノス)らが参加。ボールを使ったメニューを多めに約1時間40分、汗を流した。

 チームは9日から合同自主トレを行っており、この日は実質4日目。長谷川新監督は「たくさんの方(600人)が見に来てくれて良かった。私が呼ばれたということは、タイトルを期待されてのことだと思うので、タイトルを狙っていきたい」と宣言。14年にG大阪を国内3冠に導いた手腕で、昨季13位からの浮上を託された。

 東京を外から見ていた印象は「堅守。メンツ的に後ろ(最終ライン)は経験値が高い選手が多い」とDF森重真人らを抱える陣容を評価。一方で「昨季は得点王(経験者=大久保嘉人、前田遼一、ピーター・ウタカ)が3人もいながらリーグ戦で37点(34試合)しか取れなかった。点をたくさん取れるシーズンにしたい」と攻撃を立て直す意向を示した。

 主将については「キャンプが終わった時に決めたい」。志向するサッカーには「ガンバのサッカーは遠藤(保仁)のサッカー。自分は自分だし(守備力など)東京には東京の良いところがある。ベースを生かしていきたい」と表明した。

 チームは翌14日から沖縄・国頭村で1次キャンプをスタートする。27日はジャカルタで昨季のインドネシア王者バヤンカラFCと国際親善試合(日本インドネシア国交樹立60周年記念 2018 Jリーグ アジアチャレンジinインドネシア)を実施。31日から沖縄・糸満市での2次合宿を行う。