青森山田から今季ヴィッセル神戸に加入したMF郷家友太(18)が、沖縄キャンプで順調な仕上がりを見せている。読谷村で行われているチーム練習後に取材に応じ郷家は「最初はとても緊張しましたが、今はプロのスピードにも慣れてきた」と手応えを口にした。

 ミニゲームでは元ドイツ代表のFWポドルスキ(32)、仙台から移籍したMF三田啓貴(27)らと軽快にパス交換するなど軽快な動きを見せ、チームに順応してきた様子だった。ポジション争いとなる中盤には三田のほか、MF松下佳貴(23)ら実力者がそろうが、迷いはない。郷家は「ボールを要求したところに出してくれるし、やりやすい。練習を重ねてもっとコンビネーションを高めていきたい。ワンタッチでゴール前にもぐっていったり自分のストロングを出していきたい」と気負いはない。

 プロとしてのキャリアを踏み出したばかりだが、戦術的な理解度も徐々に深まりつつある。「高校のときはがむしゃらにプレッシングしていたが、しっかりブロックを作って守備をしている。今はサイドを任されているが、周りの人からアドバイスをもらって、スライドするところであったり約束事の理解度を高めていきたい」と話していた。