横浜F・マリノスMF天野純(26)が、サガン鳥栖とのホーム開幕戦で2失点に絡み、試合後、開口一番「今日は、とりあえず自分がゲームを壊したと思っているし、2失点とも自分のミスなので…これはどうしようもないので、マリノスに関わるみんなに申し訳ない」と猛省した。

 まずは前半12分、横浜DF中沢佑二(40)が、GKのキックをヘッドではね返したボールを受け、自陣にバックパスを返したが、ゴール前の鳥栖FW趙東建(31)にさらわれて決められた。「タカ(MF扇原貴宏)に出そうとしたんですけど、強く当たっちゃって、タカもスルーだと思ったらしく…」。

 そして後半11分、自陣ペナルティーエリア内で相手の出したヒールパスが手に当たってPKを献上。「ハンドもミス…って感じ。今日は、それ以前に、最初の入りでもったいないミスでゲームを壊したし、うまくいかなかった。今日はそれが全て…」と肩を落とした。

 今季、3戦目で迎えたホーム開幕戦を、ニッパツ三ツ沢球技場で戦った。三ツ沢でホーム開幕戦を戦うのは、97年4月16日のガンバ大阪戦(0-4敗戦)以来、21年ぶりだった。そのことを伝え聞くと「そのことは、あまり意識していませんでした。でも、ホーム開幕戦で、ふがいないミスをしてしまった。どうにかメンタルを建て直したい。恩返しというか…どうにかチームに返していけたら」と前を向いた。【村上幸将】