FC東京の16歳FW久保建英が、J2アルビレックス新潟戦の後半31分に左足でゴールを決めた。今季公式戦5戦目にしてトップチームで初ゴールを決めた。

 久保はFWディエゴ・オリベイラが落としたボールをペナルティーエリア左で受けると、一気に切り込み左足を振り抜き、ゴール右に決めた。試合後、フラッシュインタビューに応じた久保は「ありがとうございます。チームの力になれて、非常にうれしいです」と喜んだ。

 ゴールシーンを振り返るよう促されると「あそこは、自分の得意なコースで思い切り打てて良かったです。今まで監督が自分を期待して使ってくれて、期待に応えられて良かった」と長谷川健太監督に感謝した。

 チームを自らのゴールで今季公式戦5戦目で初勝利に導いた。久保はサポーターに「今季初勝利。いつも熱い応援ありがとうございます。これから上に行けるよう頑張りましょう」と力強く呼び掛けた。試合後はサポーターが待つスタンドにあいさつに行き“タケフサコール”を全身に浴び、左手を3回突き上げ、クルクル回して突き上げるのを2度、繰り返した。【村上幸将】