J1初参戦のV・ファーレン長崎は3-2でサガン鳥栖に逆転勝ちしルヴァン杯2勝目、昨季J2から続くホーム試合は10試合連続負けなしとした。

 1-2の後半31分の同点で勢いづいた。来季の新加入が内定している特別指定選手のDF鹿山拓真(21=東海学園大4年)が、同17分からの途中出場でJリーグデビューを果たすと、190センチの長身を生かして同点のヘディング弾。高木琢也監督(50)が「チームに勢いを与える得点だった」と、チームを奮い立たせる得点で同42分に逆転だ。相手GKがはじいたシュートのこぼれ球をDF乾大知(28)が押し込み、土壇場で試合をひっくり返した。

 ヒーローインタビューを受けた地元長崎出身の鹿山は家族が見ている前での得点の感想を問われ「結果が出せて良かったです」とニッコリ。スタンドのファンへ長崎弁で「勝ったばい」と絶叫した。