昨季のJ1王者、F組の川崎フロンターレは上海上港(中国)戦のキックオフ前に同組のもう1試合が終了し、1次リーグ敗退が決まった。試合は後半29分にFW知念慶(23)が同点ゴールを挙げ、1-1で引き分ける意地を見せた。

 敗退決定にも知念のヘディング弾でドローに持ち込んだ。FW小林、MF中村がベンチ外で3月31日のリーグ戦から先発を7人入れ替えた。元ブラジル代表フッキ、オスカルらベスト布陣の相手に序盤からボールを支配しゴールに迫り、今季初出場のDF武岡、MF田坂が奮闘。今季ACL初勝利は逃したが、鬼木監督は「敗退が決まった中でも、選手はプライドを持ってやってくれた」と手応えを口にした。