鹿島アントラーズDF内田篤人(30)が、14日の名古屋戦(カシマスタジアム)で先発に復帰することが濃厚になった。13日の前日練習で、主力組でプレー。当の本人は「いつも通り、普通にやります」と淡々と話した。

 ドイツから鹿島に8季ぶりに復帰した今季、ACL初戦の上海申花戦(2月14日)とリーグ開幕戦の清水戦(同25日)に出場したものの、3月1日の練習中に右太もも裏に張りを訴えて離脱した。調整を経て、先週から全体練習に合流していた。

 チームはリーグ戦2連敗中で、3試合勝ちなしの13位と沈んでいる。前節の東京戦では開始早々に左サイドバックの山本脩斗が左膝を負傷し、左膝後十字靭帯(じんたい)損傷で全治3~4カ月の長期離脱を余儀なくされるなど、現在は7人が離脱中。その山本の代わりは19歳のDF小田逸稀がリーグ戦初出場初先発を果たす見込みだ。

 重苦しいムードが漂うが「オレが入ったからって、そんなに変わらない。みんなでやらなきゃね」とチームで団結して、勝利を目指す。