柏レイソルは後半21分の失点でヴィッセル神戸に競り負け、天皇杯を含む公式戦4連敗となった。

 加藤望監督(48)は「残念な結果になったが、チームがひとつになって戦えた。そういう意味ではいいゲームだったと思う。あとはこれを継続して、よりゴールに向かえるようにやっていきたい」と必死に前を向いた。

 相手にはスペイン代表としてワールドカップ(W杯)ロシア大会にも出場したMFイニエスタが先発出場。対策については「(イニエスタに)ボールが入っていくところをわかりやすくすること。そして本人だけでなく、その周りの選手の動きにも注意するよう伝えた」と話した。

 前半28分にはポスト直撃の惜しいシュートを放ったFW伊東純也(25)は「いい形をあまり作れなかったし、ワンチャンスで決めきりたかった。もう少し自分たちの攻撃の時間を長くできれば」と悔やんだ。後半6分には激しく競り合う場面もあったイニエスタとの対戦については「守備はできていたと思う」と振り返った。

 また、W杯ロシア大会によるリーグ中断期間に加入した長崎の高木琢也監督の長男のDF高木利弥(25)が移籍後初先発した。「クリス(クリスティアーノ)との距離感を意識しながらプレーしたつもりでしたが、(連係は)まだこれからだと思います。攻撃のところでもっと絡んでいかないといけない」と話した。