J1横浜F・マリノスのU-21(21歳以下)日本代表MF遠藤渓太(20)が6日、アジア大会前、最後のリーグ戦となる11日の湘南ベルマーレ戦(BMWス)での得点を誓った。

 0-2で敗れた5日の川崎フロンターレ戦から一夜明け、主力組はリカバリーで調整した。今季初の3連敗で順位も15位に沈む。左ウイングの位置で先発していた遠藤は「(マッチアップした川崎Fの)エウシーニョ相手に仕掛けられなかった。チームの攻撃の質を落とした」と反省。12日からはU-21日本代表へ合流し、最長で約1か月間チームを離れる。リーグ戦は最大5試合を欠場する見込みで「(湘南戦は)抜ける前ラストの試合なので、しっかりやりたい。(得点は)もちろん狙っていく」と意気込んだ。

 横浜では今季就任したポステコグルー監督のもとで出場機会を増やしており、20節までを終えて出場しなかった試合は1試合のみ。現在5試合連続先発中とレギュラーにも定着しつつある。そういった活躍がU-21日本代表での活動にもつながっており「森保さんも(コーチの)横内さんからも『自分のチームで試合に出ないと呼べない。だから自分のチームで試合に出ろ』とよく言われてきた。継続して試合に出続けないと代表に呼ばれない」と話す。

 そのU-21日本代表の森保一監督はA代表の監督も兼任することになった。「チャンスだと思う」とより一層モチベーションも高まっている。5~6月にかけて行われた同代表で出場したトゥーロン国際大会には追加招集で参加しており、まだまだ代表に定着している実感はない。「(代表で)主力にならないといけない。この代表にしっかり残りたい」と話した。

 出場機会は増えたが、今季はリーグ戦1得点と、まだ納得のいく結果は出せていない。「もっと点をとりたい」。まずは湘南戦で苦しむチームへ勝利をもたらし、アジア大会の決戦の地、インドネシア・ジャカルタへと向かう。