J2町田ゼルビアは28日、町田市内で30日の讃岐戦にむけて調整した。

クラブから監督、選手へのIT大手サイバーエージェントによる同クラブの経営権取得に関する質問と、27日に発表されたクラブライセンスについての質問がNGとなる中、選手らは紅白戦などで約3時間、汗を流した。

町田は同日にクラブホームページ(HP)でサイバーエージェントの経営権取得について「現時点で確定したことではございません。今後何らかの正式な決定がございましたら公式サイトで発表させていただきます」などと声明を発表。相馬直樹監督(47)は「(選手は)集中したトレーニングをしてくれた。チーム全体にエネルギーがあると思った」と練習を振り返った。

町田はJ2でJ1自動昇格圏の2位につけているが、ホームスタジアムの町田市立陸上競技場の入場可能数やトレーニング施設の基準に達せず、J1ライセンスが交付されていない。仮に2位以内に入ってもJ1に昇格できない現状にも選手は前向きにトレーニングに取り組んでおり、MF平戸太貴(21)は「チームとしてやるべき戦い方はできている」と手応えを口にした。最下位讃岐との一戦に向けては「相手も上を目指しているところでお互いに非常に難しい試合になると思っている」と気を引き締めていた。