サッカーのJ2東京ヴェルディが野球界に参入することが5日、分かった。4度の全国優勝を誇る軟式野球の強豪「東京バンバータ」と今月中に業務提携することが内定。同チームは来年1月から「東京ヴェルディ・バンバータ」として活動する。

東京Vは地域に根ざした総合型スポーツクラブを目指し、すでにフットサル、ビーチサッカー、バレーボール、ビーチバレー、トライアスロン、eスポーツ、チアダンスに進出。新たに野球へ参入するにあたり、軟式野球で知名度の高いアマチュア野球クラブに白羽の矢を立てた。一方で東京バンバータも育成システムや指導者ライセンス制度など学ぶべき点が多いと考え、提携が決まったという。

東京バンバータは08年設立。08年のヤクルトドラフト1位の赤川克紀投手やツインズ傘下でのプレー経験もあるフランス代表の主砲フレデリク・アンヴィ外野手らが所属している。インターネットの動画配信で獲得したファンはアマチュアクラブとしては珍しく全国に及び、Tシャツなどグッズの売れ行きも伸びているといい、将来的には硬式の社会人野球に進出するプランもあるという。