アウェーで接戦を制した横浜F・マリノスのポステコグルー監督(53)は「しっかり勝てたことはうれしい。前半は五分五分だったが、後半は守備でもハードワークできて、主導権もある程度握れていたと思う。アウェーでも攻める姿勢を失わずにいけたことがよかった」と選手をたたえた。

FKから2点を奪ったことについては「結果的にはセットプレーからだが、それは我々が押し込んでいるからFKなどにつながっているということ。今日はCKは良くなかった。もっと成長しないといけないと思っています」と振り返った。

また、決勝点を決めたFWウーゴ・ヴィエイラ(30)は得点シーンを振り返り「ヤマ(山中)がいいシュートを持っていることは知っていたし、絶対にこぼれると信じて走っていたのでよかった」と話した。後半ロスタイムに自身のFKからウーゴの決勝点を演出したDF山中亮輔(25)は「枠に蹴るように意識した。あれはウーゴのストライカーとしての嗅覚、ウーゴだからとれたゴールだと思う」と話し、終了間際での失点については「あれはやっちゃいけない失点だった」と反省。前半3分にポスト直撃の強烈なFKを放つなど、後半32分に直接FKを決めたMF天野純(27)とともに試合を通じて相手の脅威となったレフティーは「(前半3分のFK)あれがゴールに入っていくようになれば、もう一段階上にいけると思う」と冷静だった。