なでしこリーグで現在2位のINAC神戸は13日、崖っぷちでの戦いとなるホーム長野戦(ノエスタ)を迎える。

11日は神戸市内で約2時間の練習。首位日テレとの勝ち点は5差で、20日に直接対決を控えるものの、5季ぶりの優勝は他力が必要だ。前節の千葉戦は1-1と痛い引き分けだったが、GK武仲麗依(26)は「自力優勝はなくても勝ち続けることが大事。『勝ちにこだわる』ということを、再確認しています」と気持ちの切り替えを強調した。

長野とは5月に対戦し、試合終了直前の失点で1-1の引き分け。現在6位ながら、ドイツでのプレーを経験したなでしこジャパンFW横山久美(25)が復帰している。武仲は「まず(横山に)ボールを入れさせたくない。入ったら、(複数で)挟んででも自由にさせないようにしないといけない」と警戒。絶対に負けられない戦いで、堅守が求められる。

試合当日は「勝利を呼び込むハローWIN!! 無料ご招待DAY」として、仮装をして来場すると無料で観戦(バック・サイド自由席)ができる催しも実施。地元ファンをさらに喜ばせるためにも、優勝戦線に踏みとどまりたい。