ルヴァン杯決勝は今日27日、初優勝を狙う湘南ベルマーレと17年ぶりの頂点を目指す横浜F・マリノスの顔合わせで行われる。26日、会場の埼玉スタジアムで前日練習と公式会見を実施。横浜は決戦2日前の25日から埼玉入りし、スタジアム横のサブグラウンドを借りて非公開練習を実施。湘南は60分の公式練習前に同じくサブグラウンドを借りて“2部練習”を行うなど、どちらも異例の対応をみせ、タイトル奪取への執念をみなぎらせた。

17年ぶりの優勝へ、横浜は念には念を押した準備で決戦に臨む。チームは試合2日前の25日に埼玉へ移動し、会場の埼玉スタジアム横にあるサブグラウンドで非公開練習を行った。クラブ関係者によると、横浜市内での練習場の都合や、前日26日に行われる公式会見や前夜祭などのイベントをにらんでのもので、クラブ側で自力でグラウンドを押さえていたという。横浜は関東でアウェー戦がある時は試合前日に移動することが多く、Jリーグ関係者は「(横浜から)要望があった。2日前から埼玉で練習するのは異例」と驚くほどの調整で大一番に挑む。

就任1年目でのタイトル獲得へ王手をかけたポステコグルー監督は会見で「優勝するためには自分たちのサッカーができるかどうか。ここ最近、やっと自分のメソッドが表現されてきた。明日の試合が楽しみでしょうがない」と選手への信頼と自信を口にした。【松尾幸之介】