JFLで年間3位に入り、来季からJ3に昇格するヴァンラーレ八戸(青森)は26日、葛野昌宏監督(43)が12月いっぱいで退任し、来季から強化部長兼アカデミーアドバイザーに就任すると発表した。

同監督は14~17年までラインメール青森(JFL)の監督を務め、今季から八戸監督に就任。S級ライセンスを持たないため、J3昇格を手土産に勇退が既定路線だった。新天地で指導者のキャリアを積むことも可能だったが、「チームとしては今年築いたベースを崩さずに、新監督と常にコミュニケーションを取り、しっかりサポートしていきたい」とフロント入りを決意。今後は選手補強、新監督の人選などにも関わることになりそうだ。なお今季、葛野監督の入院療養中に指揮を執った東純一郎ヘッドコーチ(40)は、来季もチームに残る。