契約満了により今季限りでFC東京から退団することを5日に発表していたFW前田遼一(37)が7日、都内で取材に応じ、現役続行の意思を正式に表明した。

前田は「1日でも長く(現役を)続けたいという思いはある。できる限り高いレベルでやりたい」と話した。現状ではまだ他クラブからオファーは届いておらず、所属先をこれから探していくことになる。「サッカーを続けたい気持ちはありますけど、(所属する)チームがないと続けられないこともわかっている。声をかけてもらえれば」と話した。

ジュビロ磐田に所属していた09年と10年には得点王とベストイレブンに輝き、日本代表としても活躍するなど実績は十分。報道陣からの「まだまだできるという思いはあるか」との問いに「そうですね」と力強く答えるなど、意欲もまだ失っていない。15年から4年間過ごした東京にも感謝し、心残りだったことには「やっぱりタイトルをとりたかった」とひと言。一番印象に残っている試合については「(東京の)ホームで点をとった初めての試合」と2ゴールを決めて勝利に貢献した東京1年目の15年6月27日第17節清水エスパルス戦(味スタ)を挙げていた。