日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は11日、都内のJFAハウスで国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)公認大会、ブラインドサッカーワールドグランプリ2019(3月19~24日、東京・品川区立天王洲公園)の出場国を発表し、1次リーグの組分け抽選会を行った。

世界ランキング20位以内の8カ国が出場。世界9位の日本代表はA組に入り、開幕戦で同13位のロシアとの対戦が決まった。4カ国ずつ2組に分かれた総当たり戦を経て各上位2カ国が準決勝に進出し、下位による順位決定戦も行われる。

大会はJBFAが20年東京パラリンピック向けた日本代表の強化と競技普及を目的にIBSAと折衝を重ね、昨年から3回連続で都内で開催することが決まった。昨年の第1回大会には6カ国が出場し、アルゼンチンが優勝。日本は5位に終わっている。

1次リーグ組分けは以下の通り(丸数字は世界ランキング)。

<A組>日本<9>、スぺイン<4>、コロンビア<11>、ロシア<13>

<B組>アルゼンチン<2>、トルコ<6>、イングランド<12>、タイ<17>

日本代表・高田敏志監督の話 ロシアとは初対戦だし、強豪のスペイン、コロンビアも戦いたかった相手。特にコロンビアは東京パラリンピックでの対戦も想定している。タフで粘り強いチームだが、個の能力に頼るところを我々の組織力で突いていきたい。昨年はリスクを犯して攻撃的に戦ったが、今年は勝ち上がるために戦う。

日本代表・川村怜主将の話 昨年は攻撃的な日本のスタイルを貫き、結果よりも内容にこだわって戦った。今年は勝ち上がっていく経験をしたい。勝利にこだわって戦った結果、どんな景色が見えるのか。個人的にはシュートのパターン、タイミングにゴールを決めきることにこだわっていきたい。