J2FC町田ゼルビアの唐井直GMが11日、J1ライセンス取得についての見通しを明らかにした。

昨シーズンはJ2で過去最高の4位に入りながらも、スタジアムや練習場、クラブハウスなどの設備面でJ1ライセンスの基準を満たせず、J1昇格は果たせなかった。しかし今季はライセンス交付基準の緩和が発表されており、天然芝の専用グラウンドが3月にも完成予定など、明るい話題が聞こえてきている。

唐井GMはこの日の新加入選手記者会見で、「スタジアムの拡充は(話が)通っているので心配ない。天然芝のグラウンドは、選手には『キャンプから帰ってきたら使えますよ』と話している。クラブハウスは手順を踏んで、地域住民の方のご理解も得なければならない。市と取り組んでいる段階です」と説明した。

町田は昨季途中からサイバーエージェントの傘下に入り、今季は予算拡大が期待されている。しかし唐井GMは、18年度の決算がJ2で下から5番目の18位だったことを明かし、「19年度は経営規模を拡大しようと取り組んでいますが、それを果たしたとしても中規模クラブ。身の丈にあった成長を続けながら、J1に行ける20億円規模のクラブを(目指す)」と話した。