ベガルタ仙台は13日、JR仙台駅に近いクリスロード商店街(仙台市青葉区)の各店舗を訪問し、今季ポスターやポケットスケジュールを配布した。

昨季限りで現役引退した元DFの菅井直樹氏(34)も地域連携課スタッフの一員として参加。チームマスコット「ベガッ太」とともに地域交流し、「いろいろな人に声をかけてもらった。もっと仙台を知ってもらえるように、東北6県とコミュニケーションが取れるように頑張っていきたい」と話した。

老舗印章店「精幸堂」では未就学女児2人を交えて記念撮影。同店の芳賀一浩さん(57)は「ポスターは店の前に張ります。サポーターの1人としてワクワクします。家族で応援したい」。約160店舗をまとめる同商店街振興組合の松坂信専務理事(51)も「(商店街には)多くの人が来る。ポスターを見て東北中が知ってほしい」と支援を約束した。

チームは今季、「絆フットボール」を掲げ、クラブ創立25周年のリーグ初制覇を狙う。菅井氏は「まだやりたい気持ちはある。その意思を引き継いでもらい、優勝を目指してほしい」と元チームメートへエールを送った。【佐々木雄高】