大分トリニータFW藤本憲明(のりあき・29)がアジア王者鹿島アントラーズから2点を挙げ、チームのJ1復帰初戦勝利に貢献した。

前半18分、大分MF前田が相手DFのクリアボールを拾うと、FW伊藤、FW小塚と狭いスペースをテンポよくつないぎ、最後は藤本がネットを揺らした。後半の立ち上がりに1点を許したが、同24分にはGK高木のロングフィードにFWオナイウが抜けだし、中央の藤本にスルーパス。藤本はこれを落ち着いて決めて突き放した。

「キャンプ前からしっかりとコンビネーションを合わせて今日に迎えたので、1点目はすごくいいコンビネーションで得点を取れたと思います。2点目も周りのおかげですけど、しっかり取れて良かったと思います」と藤本。また「試合が始まって1本目のチャンスがあったとき、今日は勝ち点3取れるなと確信したので、90分通して成し遂げることができたので良かったです」とも明かした。

片野坂監督は「厳しい試合でした。押し込まれる時間帯もあった中で、選手はよくタフに、最後まで切らさずに戦ってくれたと思います」と選手をたたえた。