ともに2季ぶりのJ1昇格を目指す大宮アルディージャとヴァンフォーレ甲府の対戦は0-0の引き分けに終わった。

大宮は今季から高木琢也監督が就任。昨季まで、隙を突かれ勝ち点を取りこぼす試合が多かった中で、この日は最終ラインが最後まで集中力を保ち、甲府の強力な外国人選手のカウンター攻撃を守りきった。

3バックの右に入ったDF山越康平(25)は、キャンプ中は控え組だったが開幕戦で先発に抜てきされた。FWドゥドゥの1対1も防ぐなど指揮官の期待に応え「0で抑えられたのは最低限のノルマだった」と振り返った。攻撃の組み立てでも対角へのフィードで好機を演出し「斜めのパスやFWへの縦パスは、監督から練習から意識させられていて、視野も広がってきた」と自身でも成長を感じている。「このパフォーマンスを続けることを意識して、練習からしっかり取り組んでいきたい」と次戦を見据えた。