日本フットボールリーグ(JFL)の全16チームの監督が11日、17日の今季開幕に向けて都内のJFAハウスで会見を行った。

JFL(4部リーグ相当)およびJリーグで初の女性指揮官に就任した、鈴鹿アンリミテッドのスペイン人女性のミラグロス・マルティネス新監督(33)も登場。会見では「こんにちは」と日本語で切り出すと「(鈴鹿は)初めてのJFL参戦で勝ち点を取るのも大事ですが、アクティブなサッカーを心掛けてたくさんの観客の方が訪れてくれるようなゲームを心掛けたい。一丸となって勝利をめざしていきたい」と抱負を語った。

同監督は13-14年シーズンの2部だったアルバセテ・バロンピエ女子チームを1部に昇格させた実績を誇る。男子クラブを率いるのも来日も初めてだが「不安はないです」と満面の笑み。日本食にもチャレンジし「みそ汁は苦手だけど、トンテキ丼とうなぎが好き」と、日本の生活に着実に溶け込んでいる。

17日の初陣では、MIOびわこ滋賀と対戦(午後1時、東近江)する。「だんだんリーグを知り、チームも把握してきました。開幕が楽しみ。(女性監督の)先駆者になって勝利を目指し、志している人たちに少しでも勇気を持ってもらえればと思います」。情熱の国から来た新監督が、JFL初昇格の鈴鹿と新たな挑戦の幕を開ける。