プレナスなでしこリーグで6季ぶりの優勝を目指すINAC神戸が15日、神戸市役所(同市中央区)を表敬訪問した。

21日の日体大フィールズ横浜との開幕戦(ノエスタ)を前に24人の選手らが顔をそろえ、就任2季目の鈴木俊監督(44)は「優勝カップを神戸に持って帰ってきたい」と久元喜造市長(65)に誓った。

今季のINAC神戸は神戸開催のホームゲームにおいて、ウェブサイトで事前に申し込んだ小学生、中学生と女子高生、女子大生(専門学校生、短大生を含む)のチケット代を無料とする。歓談になると安本卓史社長がその取り組みを紹介しながら「女子サッカーの裾野を広げたい」と熱くアピールした。

久元市長からは「ぜひ今シーズンはタイトルを取っていただきたい」とエールを受け、なでしこジャパンMF中島依美主将(28)は「『女子サッカーって面白い』『応援したい』って思ってもらえるようなサッカーをお見せしたい。この環境でやっている以上は、結果を求められる。そこに応えてやっていきたい」とキッパリ。開幕戦に向けて「チームとして優勝を狙う中でスタートは大事」と気を引き締め直した。