浦和レッズが、DF山中亮輔(25)の2試合連続アシストで首位のFC東京と引き分けに持ち込んだ。

0-1の後半37分から途中出場し、ロスタイム4分に同点弾をお膳立て。左からグラウンダーで折り返し、DF森脇の左足に合わせてラストプレー弾を呼んだ。FWの興梠と杉本へのコースが切られていた中、森脇の最後方からの走り込みを視認。「しっかり見えていた。直前に判断を変えられるのが自分の良さ」と納得し、森脇からも「8割はヤマの点」とたたえられた。

同じく途中出場した17日C大阪戦に続くアシスト。後半42分には左足で強烈なFKを放った。外回転をかけて落としたが、クロスバー。「入ったと思った」と苦笑いしたものの、先発と日本代表復帰へインパクトは残した。チームが代表中断期間に3バックから4バックに変更したことも、左サイドバックとして得意な形だけに「追い風」。再浮上のきっかけをつかんだ。