97年に日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとしてオープンしたJヴィレッジ(福島・楢葉、広野町)が20日、11年の東日本大震災による営業休止以来、約8年ぶりに全面営業再開を果たす。20日はJヴィレッジで記念イベントも行われる。約9年ぶりの、なでしこリーグ1部の公式戦開催となるマイナビ仙台-千葉レディース戦などが予定される。

千葉レディースの選手らは19日に福島入りし軽めの調整を行って試合に備えた。相手はかつて会場のJヴィレッジスタジアムを本拠地として活動し震災の影響で休部となった東京電力の選手らを受け入れて発足したマイナビ仙台。かつて同じく同地を拠点に活動していたJFAアカデミー福島出身のDF若林は「思い入れのある場所でできてうれしい。福島の知り合いも楽しみにしてくれている。感謝の思いを持ってプレーしたい」と意気込んだ。