横浜F・マリノスが敵地で湘南ベルマーレに快勝し、勝ち点を27として暫定2位に浮上した。

先制点は前半12分。右サイドを抜け出したFW仲川輝人がグラウンダーのクロスをゴール前に送り、フリーで走り込んだFWエジガル・ジュニオが左足で冷静に合わせた。

幸先よくリードを奪ったが、23分にMF扇原貴宏がプレー中の接触で右膝を痛め、担架でピッチの外へ運び出された。スタッフが両手で×を作り、そのまま途中交代。MF天野純が途中出場した。

直後の26分には湘南が反撃。FW武富孝介が浮き球のパスに反応してDFラインの裏を突く。ペナルティーエリア内で後ろから倒されるも、反則なしと判定された。30分にはMFレレウの左クロスからこぼれ球をMF古林将太が右足で狙うも、惜しくも右サイドネットをかすめた。

44分、湘南が同点弾。左からのコーナーキックは1度クリアされたものの、拾って切り込んだ古林のクロスに武富が左足ダイレクトで合わせた。

一進一退の攻防となった後半、勝ち越したのは横浜だった。18分、FW遠藤渓太の左クロスがゴール前でルーズボールとなって浮いたところに仲川がいち早く反応。高い位置にあるボールに体勢を崩しながら右足で合わせ、ゴールへねじ込んだ。

終盤の湘南の攻勢を最後までしのいだ横浜が勝ち点3を手にした。