好調セレッソ大阪が前半22分に先制した。右サイドを抜け出したMF水沼が、ゴール左で待つDF丸橋へ好クロスを供給。雨の中でうまくタイミングを合わせた丸橋が、今季初ゴールを左ダイレクトボレーで決めた。後半33分には途中出場のFW高木が、今季2点目となる貴重な追加点を奪って突き放した。右アウトサイドでの技ありゴールだった。さらに終了間際にはFWブルーノ・メンデスが3点目を決めた。

開幕3連勝で一時は優勝争いを演じていた名古屋グランパスは、前節までの7試合は2分け5敗と未勝利。逆に開幕直後は低迷したC大阪は同じく6試合で4勝1分け1敗と急上昇。順位は名古屋が前節9位、C大阪が7位で立場が逆転していた。

前半31分には名古屋MF米本とC大阪FWブルーノ・メンデスが激突し、両者が1度はピッチ外に出るアクシデントもあった。米本は頭部をぶつけて心配されたが、数分後には両者ともに復帰した。後半終盤にも米本は体を負傷する場面があった。名古屋は前半を3-3-2-2システムで臨み、後半から4-4-2に変更。何度も敵陣に攻め込んだが、泥沼の4連敗となった。