J1ジュビロ磐田DF大井健太郎(35)が、堅守で今季初の連勝に貢献する。

17日、次節ホーム浦和レッズ戦(20日午後7時、エコパ)に向けて磐田市内での調整に参加。約2時間のフルメニューを消化し、「(鈴木)監督も『1戦必勝』と言っているように、先のことは考えずに浦和戦のことだけを考えてやりたい」と決意。2試合連続の完封を目指す。

1-0で勝利した前節松本戦の後半24分。GKカミンスキー(28)が阻止できなかったシュートを、ゴールライン寸前でクリア。体を張った守備で7戦ぶり白星に貢献した。「カミック(カミンスキー)が触っていれば、コースも変わって防げなかったかもしれない。流れがよくなっていると前向きに考えてやります」と、笑顔で振り返った。

5月3日に行われたアウェーでの浦和戦は、1-0で勝利した。後半ロスタイムに相手のパスミスからFWロドリゲス(24)が決勝点と、粘り強い守備が勝ち点3につながった。「対人の部分で戦う。こぼれ球を拾う。どの相手でも、基本的な部分をしっかりやりたい」と誓う大井が、今節も最終ラインでチームを支える。【前田和哉】