J1清水エスパルスDF立田悠悟(21)が完封勝利で自らの成長を証明する。20日はホームに首位東京を迎える。18日は非公開練習で調整。立田は、フルメニューをこなすと、センターバックとして先発濃厚な次戦に向け、「ゼロに抑えることを突き詰めたい」と誓った。

4月の前回対戦では1-2で逆転負け。自身の判断ミスも絡み、決勝点を許した。当時はチームも開幕から6戦未勝利と、どん底の状況。ふがいない結果に試合後は涙を流した。悔しい敗戦から3カ月。東京FWディエゴ・オリヴェイラとFW永井の強力2トップを封じることで苦い思い出を払拭(ふっしょく)するつもりだ。

立田は「あれから経験を積んできた。個人としても勝負の試合だと思う」。6月には自身初の日本代表に選出され、ブラジルでの南米選手権に参加。日の丸を背負い、世界トップクラスの選手と対峙(たいじ)した経験は大きな財産になっている。

チームは、現在11試合連続失点中。クラブワースト記録(16試合連続失点)も迫っているが、立田は「いい準備をするだけ」とキッパリ。ゴール前で体を張り、2試合ぶりの白星を呼び込む。【神谷亮磨】