J1横浜F・マリノスは26日、横浜市内で統合型リゾートの開発・運営を手がけるメルコリゾーツ&エンターテインメントジャパンとパートナーシップ契約を締結することを発表した。同社は同時に横浜も属するシティー・フットボール・グループ(CFG)の中心クラブである英プレミアリーグ、マンチェスターCとも同契約を結び、同日に両クラブの代表らと合同で発表会を行った。

発表会に出席した横浜の黒沢良二社長は「クラブは社会貢献、地域貢献にも力を入れています。このたび、メルコリゾーツ&エンターテインメントジャパン様にご支援いただきながら、シティー・フットボール・グループと共に素晴らしいチームワークを発揮していきたい」とあいさつした。今後は同社のロゴがユニホームの鎖骨部分に入り、27日にマンチェスターCと戦う国際親善試合「ユーロ・ジャパン杯」から着用する。

発表会には横浜から黒沢社長と、選手を代表してMF扇原貴宏、FW仲川輝人、DF畠中槙之輔の3人が出席。このほか、メルコリゾーツ&エンターテインメント会長兼最高経営責任者(CEO)のローレンス・ホー氏、CFGのアジア・パシフィック地域パートナーシップ部門のステファン・シープリック本部長、そしてマンチェスターCのOBで、同クラブがイングランド1~3部リーグを行き来していた90~00年代に中心選手としてプレーしていたポール・ディコフ氏も出席した。

ホー氏はチームスポーツであるサッカーとビジネスに共通した部分があると感じたことと、横浜の持つコミュニティープログラムに共感したことが今回の契約につながったと説明。「同じ野心を共有でき、我々と良い補完関係をつくれるのではないかと思っています」と期待を込めた。

また、鎖骨部分にロゴの入った新ユニホームに身を包んで出席した仲川は「ただでさえマリノスのユニホームはかっこいいのに、ロゴが入ってさらにかっこよくなったと思う。これを機に後半戦も得点を量産していきたい」と誓っていた。