サンフレッチェ広島がホームで川崎フロンターレから3点を奪い、逃げ切った。

前半4分、CKからDF佐々木翔(29)の今季初ゴールで先制。さらに23分、FWドウグラス・ヴィエイラ(31)が頭で2点目を決めた。後半も攻勢は緩めず、7分にDF荒木隼人(22)が3点目を決めたが30分、33分と立て続けに失点し最後は何人かの選手が足をつる必死の守りで冷や冷やで逃げ切った。

城福浩監督(58)は「75分(後半30分)まではパーフェクトなゲームができた」と話し、「1つのプレーで潮目が変わることを選手は学んだはず。最後は苦しかったが、強い相手から勝ち点3をとれたことは本当に良かったと思う」。

前戦は松本に試合終了間際に追いつかれて勝ち点3を逃していた。MF柏好文(32)も「3-0で追われたら良かったけど、この前の反省を生かせた。この勝ちを次に生かせるようにしたい」。結果的に決勝ゴールとなった荒木も「2失点で受け身に回ってしまったのは反省しないといけない。勝つのは大変と実感した試合。これを次につなげていきたい」と話した。